診療報酬の算定要件や施設基準の要件を文章を読んでいると、なかなか難しい表現が多く含まれています。
また、この場合は算定していいのだろうか?どのように算定したらよいのだろうか?と悩むことはないでしょうか。
冊子化するときはいろいろな状況を想定して一つ一つ例示してほしいとは思いますが、それをしだすとページが何枚あっても足りなくなりますし、そもそもすべての事例を想定することが難しいです。
では皆さんは、載っていない事態にであったとき、解釈の仕方に不安や疑問があるとき、どのように対処しているでしょうか。
一つの方法として、厚生局に対して疑義紹介する、という手段があります。
しかし、私のいる地区では、回答は電話回答のみとなっています。
また、その問答についてネット上で公表されていません。
つまり、確認した医療機関しかその情報は得られない、という事態に陥っています。
また、地域や審査員によって審査基準が異なっているという現実があります。
そこで、少しでも全国的に共通の考え方が広まればよいなと考え、厚生局への疑義紹介の内容とその答えを紹介するサイトを立ち上げることとしました。
本サイトを通じて、いま皆様が抱いている疑問が解決できれば幸いです。
ただし、ないとは信じたいですが、同じ質問をしても厚生局によっては回答が異なる可能性があります。同じ厚生局でも時期が変われば担当者によって異なる可能性もあります。
それは、質問のニュアンスをどう受け止められるかは結局人による、ということがあるためです。
また、似た質問であっても、聞き方が異なると回答が異なる場合もあります。
そのため、当サイトで紹介している事例が必ずしも皆様の疑問を解決できるとは限りません。また、場合によってはミスリードになるかもしれません。
「ある地域では」「この観点では」と、一歩引いて確認するようにしてください。
なお、見解が異なる回答をお持ちの方がいらっしゃいましたら、コメント等でお知らせいただけますと幸いです。